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5月の古東だより

2019.05.16 古東だより

今年のゴールデンウィークは10連休です。保育園は9連休ですが、今までにない長いお休みとなります。お仕事の方もおられると思いますが、それぞれのご家庭でより良い時間をお過ごしください。

さて、園長としてよく聞かれることがあります。「おたくの保育園は、何に力を入れているのですか?」という質問です。質問される方はおそらく、鼓笛隊・絵画・英語・スポーツ…といった、昔から言われている“教育”の部分に特化した活動を行っているか、ということを聞き出したかったのかなと思います。園としての“売り”は何ですか?という意味だったのかもしれません。

答えるとするならば、「すべての分野が大切で、それらを満遍なく体験させてあげたい」、というようになります。よく感じるのですが、絵画に力を注いでいる園は、展覧会をみると一様にみんな上手です。心からすごい!と感じます。でも冷静になって、どうなんだろうか?と思います。全員がうまくなる必要はあるのだろうか?みんなが画家になるわけないのに、と思ってしまうのです。もちろん、上手に描けるに越したことはないのですが、絵画の目的はそこなのだろうかと疑問に感じるのです。私は、子どもが自主的に絵を描きたいという衝動にかられ、イキイキと、思い思いに好きな絵を描いている姿で十分だと思います。そのような姿から、幸せを感じられる。私はそんな保育者でありたいと常々思っています。